Studio vetix

はじめてレコーディングをする方へ

 

初めて組んだバンド、はじめてするレコーディング。

「曲を録音してCDにすること」くらいしかわかりませんよね。

実際にレコーディングにどんな作業工程があるのか、
一体どのタイミングでどんな準備をしていけば良いのか、

はじめてだとイメージがつきにくいですよね。

ここでは、「はじめてレコーディングをする」かたへ向けて、ざっくりではありますが「レコーディングの流れ」のようなものを順番に説明させていただこうと思います。

はじめてのレコーディングを考えている方の準備の参考に、不安の解消に、少しでも役立てれば嬉しいです!

そして、百聞は一見に、百見は一体験にしかず!!

ということで、不安が解消されたらぜひ一度レコーディングを体験してみてくださいね。

 

・・・では、さっそくはじめます!

レコーディングには、おおまかにいって、以下のような工程があります。

はじめてレコーディングする人にとっては、はじめて聞く単語も有るのではないでしょうか?

いまから、ひとつずつ、説明させてもらいます!

事前準備

申し込み

まずは、レコーディングの申し込みです。レコーディングをするには、まずは申し込んで日程を予約する必要があります。

え?あたりまえですって?そうですよね(笑)でも、申し込むにも、色々コツがありますので、少しだけ説明させて下さい。

まず、申込みは、大体1ヶ月位前にはしておくと良いでしょう。
レコーディングスケジュールはどんなプランも事前予約が基本です。

土日を中心に埋まっていってしまいますので、約1ヶ月前には予約で日程を押さえておく必要があります。

また、1ヶ月あれば、以下に説明する「事前準備」にも、充分時間をさくことができます。
もちろん、レコーディング楽曲数などにより、1ヶ月前では心許ない場合もあるとは思いますが、はじめてのレコーディングであれば、フルアルバムを録ることもないと思いますし、妥当なところではないでしょうか。

ベティックスの場合、

ご予約は店頭のほか、お電話・お問い合わせフォームから受け付けております。
無料相談、無料見積もりも可能ですので、お気軽にお問い合わせ下さい。

①楽曲を準備する

なにをいおうと、これがいちばん大切です(笑)
レコーディングして残したい楽曲を選んで、どんな音源にしたいかを、事前にイメージしておきます。

レコーディング当日になってもまだ、

「あのフレーズどうする?」

なんて話をしているバンドさんも見かけます。

しかし、よほど経験のあるバンドさん以外、そんなことを当日に言ってるレコーディングは、たいてい「納得がいかず」失敗します(笑)

コード進行、テンポ(BPM)、キメの位置、コーラスの掛け合い方、ボーカルであればブレスの位置など、

しっかりとイメージして決めた上で当日望むのが間違いのない流れです。

できれば、事前にレコーディングを想定して、「完成版のフレーズで」録音したものを何度も聞き返して話し合っておくと良いです。

「あれ?ここ、ギター毎回フレーズ決まってなくない?」
「ボーカル、ここ上ずりやすいから、メロディラインしっかり掴んでおいて」
「コーラスしっかり語尾揃えよう」なんて、

メンバーも気づいた部分があればどんどん指摘し合いましょう。

事前に「レコーディング準備のための音源をレコーディングする」ことをプリプロ(プリプロダクション)と呼びます。
プロの世界ではあたりまえに行われていることですが、これは良いテイクを録るのに非常に有用ですので、ぜひぜひ真似して、しっかり楽曲を準備しておいちゃいましょう!

ちなみに、このときに録音した「プリプロ音源」をエンジニアさんに事前に聴いておいてもらうと、当日も意思の疎通がスムーズになるので、事前ミーティング(後述)までに録音しておけるといいですね。

​ちなみに、レコーディングに向けての練習や心構えなどは、こちらのコラムでも触れていますので、
ぜひご一読下さい。

①楽曲を準備する

レコーディング使用機材といっても、これは、録音するマイクなどのことではありません。
レコーディング時に使用したい「自分の楽器」のことです。

つまり、ギターやベース、ドラムさんならスネアやペダルなどのこと。
しっかりメンテナンスをしておきましょう。

レコーディングはライブと違って「その場の勢いで」ごまかしたりできないものです。

チューニングがずれやすいギターで録音したら、楽曲の途中でどんどんチューニングがずれていく音源が完成しますし、弾きにくいベースで弾いたたどたどしいベースはたどたどしいままの音源になります。

「キーキーと錆びついた音のなるペダル」で録音したら、その音までマイクは拾ってしまうかもしれません。

弦の買い忘れで使い慣れた弦が使えなかったり、エフェクターの電池が切れかかっていて音がいつもと違う、なんてことも、よくあるトラブルです。

あとからでも、ある程度音質調整はできますが、「録ってしまった音」を自由自在にカットしたり変質させたりする魔法はどんなエンジニアだって持っていませんので(笑)
はじめから万全な機材で録音に臨むのが結局は最善策といえます。

ボーカルさんにいたっては、身体が楽器。
風邪などひかないように、喉など痛めないように、万全の体調管理をしていくことが、大切な事前準備です。
もちろん、他のメンバーさんもですが(笑)

また、レコーディングスタジオで準備してもらう機材に関しても確認しておくと良いでしょう。
とくにアンプなどは、なにを使えるかで足元のセッティングも変わってしまいます。
持ち込みアンプの場合も、事前にスタジオ側に伝えておくとトラブルをさけることができます。

③制作ルート、スケジュールを準備する

レコーディングをして、CDが出来上がるまでには当然「時間」がかかります。

そのスケジュールは制作ルート、販売手段などによって異なってきます。

どのようなカタチでレコーディングした音源をリリースしていくのかイメージして把握しておきましょう。

手焼きで自分のライブだけで無料配布・・・というのであれば、レコーディング翌日からでもリリースすることはできますが、CDを業者さんでプレスしてもらうのであれば2~3週間といったまとまった期間が必要ですし、思っている以上に事前にスケジュールを設定しないといけないものです。

ちなみに、コツとしては、発売日(無料配布音源であれば配布開始日)をさきに決めてしまうと、逆算的にスケジュールが決まってくるのでおすすめです。
そこから逆算してレコーディング日程を決定するのです。

レコーディング日が決まったら、それまでに練習日をどう設定するか、ジャケットなどの準備はどうするのか、などとどんどん決めておきましょう。
曲数が多い場合、「録音」と「ミックス」を別日でわけるなど、スケジュールが複雑になることもあります。

携わるエンジニアさんにも事前にリリースまでの流れを相談しておくと、スムーズに進むと思います。

事前ミーティング

スタジオべティックスでは、お申込いただいたすべてのアーティストさんを対象に、無料で「事前ミーティング」をしています。

ここまでに説明した「準備」であったり、
「この曲はこんなイメージで録りたい」
「どんなレコーディングの手法をとればイメージに近づけるだろうか?」
「事前に固めてくるべきポイントは?」

などを、エンジニアと事前に打ち合わせることで、不安なくレコーディングに望める体制をサポートをしていきます。

この際、事前に録音した「プリプロ音源」や、こんな感じの音質にしていきたいといった「参考音源」を持参すると、深い部分までお話ができ、スムーズに意思疎通ができますので、ぜひ持参することをおすすめします。

なお、はじめてのレコーディングバンドさんでありがちなのが、「参考音源」に対するすれ違いですので、注意しましょう。

「参考音源」でエンジニアが知りたいのは、「楽曲のミックス(後述)」をする際の質感イメージです。

例えば「ボーカルがとても前に出てくる音源にしたい」であったり
「ドラムがこのくらいタイトな響きのものにしたい」であったり、
「コーラスはこのくらい遠くで鳴ってる感じにしたい」であったり、

そういったことの参考として「参考音源」があると良いのです。

まだそこまでイメージを強く持てない、よくわからないなぁ、という場合には

「好きなバンド」
「楽曲を作る際にイメージしたバンド」

の音源でもいいでしょう。

その際は、見栄をはらずに、エンジニアさんに「まだイメージを強く持てないですけれど、なんとなくこの曲の感じに近づけたいです」などと、打ち明けて相談をしてみましょう。
恥ずかしいことではありません。

むしろ、そうすることで、エンジニアさんとしても、その参考楽曲から「間違った特徴」を抜き出さずに、イメージの共有を図ることができるから音源制作にはプラスなのです。
いい音源を作るためには、恥ずかしがらずにどんどん相談をしていってみましょう。
エンジニアは思っているより優しいですよ(笑)

ミーティングが終わったら、ここで相談した内容から、エンジニアは当日の最適な録音方法、時間配分、使用機材などを決定していきます。

レコーディング(当日)

いよいよレコーディング!

ここからは、レコーディングが行われる流れにそって解説をしてみましょう!

レコーディング当日

当日は絶対に遅刻をしないようにしましょう。

レコーディングは、レコーディングスタジオを貸し切って行われます。

決められた時間内に終わらない場合、延長料金等が発生してしまいます。

もちろん、いい作品のために延長してでもテイクを録りたい!

なんて場合はよいのですが、ただの遅刻で延長料金ではレコーディング中の士気も下がってしまいますし、時間に追われて焦ってしまってはいいテイクも録れません。

そもそも、後ろに別のバンドのレコーディングがはいっていたら、延長することすらできません!
まずは、遅刻をしないようにしましょう。

準備を始めよう

レコーディングスタジオに到着したら、さっそく準備を始めましょう。

その日録音する楽器に合わせて、準備する場所、方法なども異なります。

エンジニアさんに従ってしっかりセッティングをしましょう。

レコーディング

先程も述べましたが、
「レコーディングは時間との戦い」でもあります。

潤沢にレコーディング期間や資金のある方でない限り、パック内で終わらせることも大切です。

素早くセッティングができて素早く録音を始められれば、その分だけいいテイクをとったり、調整に時間を費やすことができますので、時間配分をしっかりと、意識して取り組むのがコツです!

なお、ベティックスでは「時間を無駄にしない」ためにも、アーティストさん到着時にはスタジオ側のセッティングを済ませて待っています。

例えばドラムレコーディングであれば、
クリック(メトロノーム)ヘッドホン回線や、ドラム周りのマイクはすべて立てた状態でスタンバイ!

到着後、アーティストさんが自分の機材をセッティングした後に再調整してすぐ録音が始められるので、
「時間を損」しません。させません。

はじめは楽器隊の録音から!

いよいよ始まったレコーディング作業。
レコーディング、というからには準備が終わったら、ここからいよいよ楽曲を録音していきます。

バンドのボーカルがすごい張り切ってる!

・・・のはいいのですが、
だいたいの場合、まずは「楽器隊」から録音していきます。

ボーカルさんには喉を大切にしながら待っていてもらいましょう。

楽器の録音は、なかでも、順番で言えばリズム隊と呼ばれる「ドラムとベース」から録ることが多いです。
よくある録音順を録りかたの簡単な例とともに示すのであれば、

①ドラム

レコーディングルームにドラムをセッティング、マイクを立てて演奏を録音。演奏時にはヘッドホンでクリック(メトロノーム)を聞きながらとなる。

②ベース

レコーディングルームで録音。マイクをアンプに向けて音を録る場合と、直接パソコンに信号を送って録音する場合がある。

基本的に演奏時には、ヘッドホンでドラムとクリックを聞きながらとなる。

③ギター

レコーディングルーム、もしくは、ボーカルブースにて録音。いずれもマイクをアンプに向け音を録るが、欲しい音のイメージに従ってレコーディング場所を選択する。

基本、演奏時にはヘッドホンでドラムとベース、クリックを聞きながらとなるがノリを出すためにクリックを外してしまうこともある。

④キーボード

レコーディングルーム、もしくはコントロールルームにて録音。マイクをアンプに向けて音を録る場合と、直接パソコンに信号を送って録音する場合がある。

基本的に演奏時にはヘッドホンでドラム・ベース・ギターとクリックを聞きながらとなるが、ノリを出すためにクリックを外してしまうこともある。

といった感じでしょうか。

もちろん、楽曲構成、使える時間、出したいノリ、空気感、音の質・・・。
色々な要素を考慮して、様々な録音方法をとることがありますが、基本的にはリズム隊からです。

上の①~④の解説で、だんだんヘッドホンで聞く音源が増えていくことからわかるように、楽曲の「土台」から、録音して、重ね合わせながら徐々に進めていくのです。
ですので、複数曲録音する場合は、「最初に一気にドラムを三曲!」のように、パートごとにまとめて録音していきます。

 

①ドラムと②ベースを、同時に録音してグルーブを出したり、
構成が複雑な曲などの場合は①ドラムを録る前に、
「ギター弾き語り」などで一通り楽曲の流れを録音しておいて、
それとクリック(メトロノーム)を聞きながら①ドラムを録音したりすることもあります。

このあたりの録りかたは、事前ミーティングの際にエンジニアと相談して決定したり、当日のコンディションで急遽対応することも有りますので、確認しておきましょう。

※レコーディングのコツについては、こちらのコラムにも掲載が有りますので、ぜひご一読下さい!

いよいよVoREC!

ボーカリストの皆さん、お待たせしました。

楽器隊の録音が終わったら楽曲のカタチが見える、

いわゆる「カラオケ状態」の楽曲ができていることと思います。

そこで、いよいよボーカルのレコーディングです。

 

ボーカルパートの録音は、以下の順番になります。

⑤ボーカル

(基本的にボーカルブースにて録音。基本的にヘッドホンでドラム・ベース・ギター・キーボードとクリック

を聞きながらとなるが、ノリを出すためにクリックを外してしまうこともある)

 

⑥コーラス

(基本的にボーカルブースにて録音。基本的にヘッドホンでドラム・ベース・ギター・キーボード・メインボ

ーカルとクリックを聞きながらとなるが、ノリを出すためにクリックを外してしまうこともある)

 

VETIXにおいて、ボーカルは、他の楽器と違って、専用のボーカルブースで録音することが多いです。

理由は、「声」という「生楽器」の性質上、他の楽器より密閉性の高い環境で専用のチューニングをしたブー

スで録音したほうが良い音が録れるからです。

(ただし、大勢でのコーラスなど、空気感を足したい場合はこの限りではありません。)

ちなみにボーカリストにとって、自分専用のブースで集中して歌い上げるこの「ボーカル録り」は、とても気持

ちよくて、「これぞレコーディング!!!」なんて気分になる瞬間です。

一度やるとやみつきになりますよ(笑)

ミックス・マスタリング

Vo関連の録音が終わったら、いよいよ録音パートは終了です。ここからは、ミックス・マスタリングという工程に入ります。

レコーディング当日の工程としては、実はまだここまでで全工程の60%程度、なのです。

ここから、録音した音源を「きれいに重ね」ていったり、「余分な音を削った」り、「欲しい音響効果を足し」たりしていきます。

とても微妙なバランスで音を組み立てていく作業ですので、「ギターフレーズを少しだけ録り直したい」など楽曲自体に変更を加えたい場合はここの段階までに変更・録りなおしをしておくことになります。

録音した音源に問題がなければまずは「ミックスダウン(ミックス)」と呼ばれる作業に入ります。

ミックスダウン

ミックスダウンとは、ここまでで、バラバラに録音してきた各楽器のトラックを2つ・・・((L))&((R))のトラックにまとめてきれいに聞こえるようにすることです。

なにもせず手を加えずに録りっぱなしのそれらトラックを「いっせーの!」で流してしまうと、あたりまえですが楽器ごとに音量やニュアンスが違ってなんだか少し違和感のあるかたちで聞こえてしまうはずです。

そのトラックごとの音量バランスを整えたり、「ボーカルには少しエコーを」なんて効果を足したりして(L)と(R)の2トラックで聞きやすいように楽曲を形作っていく工程をミックスダウンと言います。

ここではほかにも、ボーカルのピッチ補正やノイズの削除、各周波数帯のイコライジング・・・などなど。
細かい作業を行っていきます。ある意味、ここがエンジニアの腕の見せ所でもある工程ですね。
バンドメンバーさんたちは、このタイミングで「することがなくなる」と思います。

1トラック毎の処理を見守ってイメージを伝えたい!!

というなら別ですが、初めてのレコーディングではそこまでわからないことだらけな部分です。
ここでいったんコンビニに買い出しに行って、一旦休憩~♪というバンドさんが多い工程でもあります(笑)

ミックス作業が終わると、エンジニアさんから「こんな方向性でどうでしょう」と、一度ここまで仕上がってきた音源を聞かせてもらえます。

ここでは、アーティスト側からも意見を聞きながら、アーティストのイメージした音源に近づけていきます。

「ボーカルがもっと大きい方が好みです!」であったり、
「ギターがもっと刺さる感じにして欲しい!」であったり、
「ドラムはもっと遠くで鳴っているイメージです!」であったり、

感じたことはしっかりと伝えて行きましょう。

ちなみにこの段階で、「もっとギターのカッティングをキレよくしてください」であったり、「このミスタッチ消して下さい」なんてことをお願いするアーティストさんもたまにいますが、それら演奏面のことは「録音時にいいテイクを録る」ことが基本です。

多少は調整することもできますが、どうしても不自然な部分がしわ寄せとなって他に現れてしまったりするため、あまりおすすめできません。

不安なフレーズがある場合は、録音時にしっかりと伝えてバックアップや差し替え用のフレーズを録音するなど、エンジニアさんに対策を練ってもらっておきましょう。

マスタリング

ミックス作業が終わったら、次はマスタリングです。

ミックスダウンが「ひとつの楽曲の中での楽器ごとのバランス」であるのに対して、マスタリングは「複数の楽曲ごとのバランス」を整える作業です。

CDなどで聞く際の「L」「R」の2トラックになった状態の楽曲に対して、音量や音質を微調整する作業となります。ここも、ミックス時と同じくエンジニア中心の作業となりますので、アーティストは作業を見守りながら、方向性などを指定していくことになります。

なお、「複数の楽曲ごとのバランス」と言いましたが、1曲しかないCDを作る際も、マスタリングは行っていきます。

なぜなら、「他のCD(CDショップなどで売られている市販のものなど)と並べて聞いたときに違和感のないようにする」必要があるためです。

通常、マスタリング工程では楽曲ごとの音量バランスなどのほかに、「音圧」の調整もしますので、音圧も上がることになります。

「音圧をあげる」ということは、通常、音量最大値を固定したまま音量の低い部分も持ち上げることになりますので、音圧が上がると自然と「音が大きくなった」「ガツン!とパンチが出た」と感じることになります。

また、不思議なもので、マスタリングをしたか、していないかで、曲のまとまり方も違って聞こえます。このように、マスタリングは「音源としての完成度」を高める工程でもあります。

完成!〜リリースまで

完成はどんな形式で?

ミックス、マスタリングまで終われば、レコーディングもいよいよ最終工程。

最後に気になる部分やデータエラーなどを最終チェックして、修正して、みんなで試聴してOKが出たらいよいよ完成です!

完成したデータは、基本的に「マスターCD1枚」という形式でお渡しいたします。

見た目は簡素ですが、高品位な音質でデータがギュウギュウに詰まった一枚です。大切にして下さい。

(興味があればパソコンに取り込んだりしてMP3などに圧縮した音源と聴き比べてみると音のふくよかさ等に改めて気づけると思います。)

​ここまでが基本的な、「レコーディングスタジオに頼んでできること」、ともなります。

さあ、リリースへ!

音源が完成して「レコーディングからの流れ」をすべて終えたと思ったら大間違いです。

そう。せっかく作った音源ですので、「リスナーに届ける」ことをしなくては、音源を作った意味がありません。

受け取った「マスターCD」のデータを各自パソコンで手焼きコピーしたりして販売するもよし、プレス業者さんに送って、正式にプレスをしてもらうもよしです。

(プレスとは、CDショップなんかで見るような袋に入って歌詞カードなどもついたカタチで何枚も作成してもらうことです。これは、レコーディングとは別工程ですので、専門の「プレス業者」さんに頼むことになりますし、ジャケットや歌詞カードのデータなども別途作成する必要があります)

CDをリスナーに届けるにあたって、スケジュールを組んだり、宣伝をしたり、音楽配信サイトで配信するのであればその手続をしたり、音源が完成してもまだまだやることはたくさんあります。

レコーディング当日以前にできることがあればメンバーで協力しあって、事前に進めておくのがよいでしょう。しっかりとプランを練って、多くのリスナーに素敵な音源が届くように願っています!

以上が、レコーディングの「流れ」となります。

もちろん、バンドの方針、リリース方法などは様々ですので、同時進行したりやらなかったり、他に必要な項目を追加したりと、手順はこの限りではありません。あくまで、一般的な一例ではありますが、少しはご参考戴けると思います。

いまの自分が出せる、ベストなレコーディングをしてくださいね!

―――

ちなみに、ベティックスではレコーディング無料相談・無料見積もりも行っています。

レコーディングに興味が有る方は、お気軽に、まずはご相談下さい。

右のリンクからもVETIXレコーディングについて見ることができます♪

みなさんが、不安なくレコーディングできる​よう、応援しています!!